尋常性乾癬

尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)体験記その3

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原因と思わしき行動をやめた

すると。

どんどん増えていた乾癬が増えなくなり、

やがて先に出ていたものが薄くなってきて、

後に出てきたものまでどんどん薄くなってきました。

そして、色はまだ薄く残ってはいるものの、凹凸はなくなり、

触っただけではどこにあったかわからないほどになりました。

あとはもっと薄くなって元の状態に戻るのを待つだけ、といったところです。

 

今回は、私の症状が軽かったのも大きいですが、

安易に薬に頼らずに生活を改善してみてよかったと思っています。

 

(明らかなイレギュラーを排除して従来の生活に戻しただけですが。)

 

尋常性乾癬は「わがままな病気」

尋常性乾癬の治療法が、50年前から今まで対症療法しかないのは、

症状の出方や範囲、薬の効き方などに個人差が大きいことや、

同一人物が同じ病気にかかっても、症状や薬の効き方などが全く違うことがあるからです。

お医者様は、もちろん患者さん一人一人のことを考えてくださっていますが、

いろんな病気、いろんな症状があって対応していかなければならない中で、

「尋常性乾癬」というたった一つの病気の中のたくさんの症例ひとつひとつに

腰を据えて向き合っていく時間もお金も人手もないと思います。

皮膚に現れる病気には生活習慣の改善が必要なものが結構あると思うのですが、

生活習慣の改善をサポートしてもらうには、何科に相談に行けば良いのでしょうか。

 

自分のことをわかってあげられるのは自分だけ

家族だって、こんな風になったといえば「あら大変ね〜」治ったといえば「よかったね〜」

本当に心配してくれていたとしても、家族でもやっぱり深くまでは踏み込めないものです。

母親に「あんたがアレ食べ過ぎたからじゃないの」なんて言われた時には

「絶対違う、そんなはずない」などとつっぱねてしまうことでしょう。私はそうなります。

 

そして私のことを本当に考えられるのは私しかいないんだ、という気持ちになります。

でもこれは決して自己憐憫などで終わってはいけないのです。

自分のことを考えられるのは自分だけだからこそ、

自分が一番に解決法を探すべきだと思うのです。

 

もしこれをお読みの方の中に、尋常性乾癬と診断された方で

治療法をどうするかお悩みの方がいらっしゃったら、

処方されたお薬を使用してしまうその前に。

ぜひ、症状が出る前のご自分の生活を見直してみてください。

そして今までの生活にはなかった、イレギュラーを見つけてください。

 

すぐにきれいに治らなくても、諦めたり、気を落としたりしないでください。

尋常性乾癬は、再発しやすい病気ですが必ず治ります

対症療法ではなく、根本的治癒を目指して一緒に頑張りましょう!

ここまでお読みいただきありがとうございました。